こんにちは。旦那です。
今日は稲川淳二風に、とある国で起きた珍事件についてご紹介していきます・・・
普通に話していきます。
中東のとある国にて・・・
青く澄み渡った空が広がる、太陽がさんさんとする朝。
今日はちょっと遠くに仕事で行かなければならない。
この国に来て半年くらいだっただろうか。
住んでいる町と首都ぐらいしかまだ土地勘がなく、田舎への出張は楽しみだった。
そう、あの珍事件が起こるまでは・・・
基本的な移動手段・・・
怖そうな話と言いつつも旅ブログですので少しご紹介を。
モザイクかけきれておりませんがヨルダンでのお話です。
ここヨルダンはアンマンという首都があり、
首都内はローカルバスが張り巡らせているのでかなり安くあらゆるところへ行けます。
そしてタクシーも日本に比べてとても安いので、
旅行で来る方はチャーターした方がお得かもしれません。
地図上で見るとわかりますが国のほとんどが砂漠です。
こういったエリアへちょっと足を運ぶときはバスの乗り継ぎを繰り返すか、
タクシーに乗るかが妥当ですが、
田舎道すぎるとタクシーがない場合があります。
なるべるちゃんとタクシーを使おうという注意喚起のお話です。
タクシーのいない田舎道・・・
首都アンマンから南方へ下ったエリアで出張を終え、アンマンへ帰る途中。
バスが走っていない道路が続いている為、
①とりあえずバス停まで歩く
②タクシーが来るまで待つ
③◯ッチハ○ク
の3択があります。
③の選択肢に関しては基本的にNGです。
知ってて書いていることが既に恐怖です。
①に関しては日本に住んでいると、歩くといっても駅の一区間くらいの感じですが、
私の言うここでの歩くは3区間くらいです。
いやもっとかもしれない。建物が少ないので距離感麻痺します。
②は来なかったら一生来ない。運任せです。
③はダメですが、進むことができます。
真面目な私はひとり田舎道いや砂漠道をてくてく歩き始めました・・・
陽が沈む前に・・・
だんだんと自分の影長くなり始め、夕日をバックに無心になって黙々と歩く。
まったくゴールが見えない中、暗くなり始めたので
③の実行に移ります。
しかし、そもそもタクシーが通らないので、車が通らない・・・
そんな時、横を通り過ぎたセダンが10m先で止まった。
行先違うんですけど・・・
心配になって止まってくれたと言う、おじちゃん(40後半くらい)。
乗る前に料金の交渉をし助手席へ乗り込みます。
(タクシーでもなんでも男性は必ず助手席に乗るのが文化です。)
お互いの生い立ちや家族の話なんかをして車が進んでいきます。
土地勘がないとは言え進んでいる方向は分かります。
アラビア語で会話もしているし、道路の標識のアラビア語も読めます。
だが、明らかに右折すべき標識をスルーして左折。
国道から外れて田舎道へ。
すぐに問いました。
「さっきの右じゃない?ここまでくれば道知ってるから違う気がするんだけど!」
恐怖への入り口・・・
せっかくだから家でお茶でも飲んでいけよ。
それがおじさんの返答でした。
文化的には全く不思議ではないですが
暗くなってきており帰りたいので帰りたいと主張しました。
しかし、ハンドルを握っているのはおじさんで中々言うことを聞いてくれない。
ちょっとキレ気味に言っているがどんどん暗くなっていく・・・
恐怖はサイドブレーキでは止まらない・・・
暗くなってきたが、だいぶアンマンまでは近づいてきた。
そんな時、おじさんの手がサイドブレーキ・・・
を通り越して私のサイドレバーへ。。。
出ました珍事件です。いや◯ン事件です。
人生で中々体験することはないと思っていましたが、まさかこの土地でデビューです。
秘技開けゴマ・・・
時速60キロくらいで走る車の止め方は様々ですが、
サイドブレーキに忍び寄る手も同時に止めなければいけません。
アラブといえば「開けゴマ」です。
時速60キロで扉開けてみた。←YouTubeぽいタイトル
結果キレられながら車が止まりました。
すぐに降りて逃げなければいけませんが
このクレイジー!と言われ、お前がな!というやりとりが少し続きました。
恐怖の素直さ・・・
そして話はお金の支払いについて・・・
もっとアラビア語ができていれば、
さっきのサイドブレーキ代でチャラだと言いたかったです・・・
なんだか払いたくもないので、あの魔法のワードを使いました。
神が見ている。
すまなかったと言い残し彼は暗闇の中へ消えていきました・・・
※ここの宗教上使える言葉です。相手を選びましょう。
無事帰宅・・・
かなりアンマン近くまで来れたのでバスに乗って100円くらいで帰れました♪
皆様もお気をつけ下さい!
この記事を載せていいのか嫁氏に聞くことが一番の恐怖です。
Shukran
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